これで俺は何故俺が活動を止めたか語った。
たったそれだけのことだが、全く自分に関係の無いことで人に殺意を抱ける人のことが怖かったのだ。
がれっとは案外軟弱者だったのだな、と思う人がいるかもしれない。
がれっとは今も存在する。
がれっとは闇に潜む亡霊達のうねりだからだ。
怨嗟の声があれば、がれっとは調子づき
罵声があれば、がれっとはにやつきをはじめ
憎悪をもってがれっとは行動を開始する。