「碩学問題」の包括的批判に対する斜め読み。

 硯学とバカの話でこれほどまでに拳で語り合いをできるのは羨ましいと思うよ。うん。
 どっちかっつーと、回転翼氏の周囲環境への言及と白河堂氏のTRPGの社会的影響に関する話は、論理的考察というよりは互いの精神の基盤をかけた殴り合いなので、互いに触れない方が幸せだと思うんだけどなぁ。白河堂氏は大した論客だと思うけど、そのあたりに優しさが感じられないと思った。そして回転翼はそのあたりのことを無意識的に自覚していて、殴り返せないでペシミスティックに卑下慢を繰り返しているんじゃないかという気がした。気がするだけだけどな!
 まぁ幾つかコメントしとかないと不義理じゃねーかという気がするのでコメントアウトしておくと、

硯学とバカは対比項なんかね?

 硯学の対比項はバカじゃなくて嫌学だろと。俺みたいなバカで嫌学な連中も相当数いるけど、バカで硯学な人も相当数いるんじゃね? で、硯学な連中のうちエリート気取りの連中は相当数そういう連中で占められてるんじゃね? 頭のいい人はwebで論考なんて書かないからさ(おおっと!)

TRPGやってる人は収入が低い?

 うーんと、これは幾つも読み方ができるよね。

TRPGを遊んでいる人間は収入の低くなる職業に就くような蓋然性が高い。
TRPGを遊んでいる人間はどのような職業についても収入が低くなる蓋然性が高い。

 実際の話、これ以上にも何パターンにもリストアップできるんだが。それについてそれぞれ議論と反論の余地があり、それぞれがそれぞれの精神基盤に基づいてるんで「精神の殴り合い」にしかならないという気がかなりするが、自分の周囲に限定した非統計学的な意見で発言すると
 貧乏人の周りには貧乏人が多い
 というだけのような気がするな。
 まぁ、TRPGプレイヤーというか、ゲーマーにはエネルギッシュでデキそうな人間に見える人はあんまりいない、とか、社会的に重度の影響を及ぼす精神病患者が多い、とか(これは「潜む闇」とかで言ってなかったっけ?)色々蓋然性が高くなるような要素はあるよな。が、それは根本原因が違うところにあるんだからサという話で。

 まぁ結局は何が言いたいかというと、論考ってあなたにとって正しいこと言うよりお金と権力を身につけた方が読者が増えてアフィリエイト収入でウハウハですよと。